TOHO CINEMASPhoto:Diamond

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、3月度のレジャー編だ。

TOHOシネマズの3月興行収入83.6%増で
「シン・エヴァ」以上の要因とは?

 レジャー業界の主要3社が発表した3月度の月次業績データは、以下の結果となった。

 TOHO シネマズ(東宝)の映画興行収入は、前年同月比183.6%(83.6%増)、ラウンドワンの既存店売上は同99.7%(0.3%減)だった。東京スカイツリー(東武鉄道)の天望デッキ来場者数の前年同月比のデータは、前年3月は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休業の影響もあり「0人」だったことから、「データなし」となった。