ロシア国防省は22日、ロシア中部およびシベリアからウクライナ国境付近に派遣していた部隊に対し、5月1日までに撤収するよう命じた。ウクライナや欧米諸国との緊張が和らぐ可能性はあるが、一部の専門家は実際どれほどの規模でどの地域まで撤収するかは不明だとの慎重な見方をしている。  ロシア軍はウクライナ東部と国境を接する地域の兵力を大きく増強していた。ウラジーミル・プーチン大統領は前日、外国から威嚇されるようなことがあれば即座に激しく対応すると語り、けん制の構えを示していた。