ジョー・バイデン米大統領は22日開幕した気候変動サミットで、米国は今後10年で温室効果ガスの排出量を大幅に削減する方針を表明した。他のサミット参加国も取り組みを約束する一方、先進国に対しより大きな責任を求める声もあった。バイデン氏はオンライン形式で2日間開催されるサミットの冒頭で、「どの国も単独ではこの危機を解決することはできない」とし、「われわれ全員、特に世界の経済大国を代表するわれわれは、もっと努力しなければならない」と述べた。今回のサミット開催には、世界全体の排出量を抑制するための合意に向けた交渉を後押しする狙いがある。参加する首脳はロシアや中国からも含め40人に上る。バイデン氏が掲げる新たな目標では、米国は排出量を2030年に2005年比で50%~52%削減する。
バイデン氏、温暖化ガスの大幅削減を表明 気候変動サミット
有料会員限定
あなたにおすすめ