ドージコインは冗談から始まった暗号資産(仮想通貨)だが、20日には一時、時価総額が540億ドル(約5兆8000億円)に達した。これは市場全体がブレーキの利かない過熱局面に入った兆候なのか? 筆者の答えは、厳密にはノーだ。だが少し注釈をつける必要がある。説明の前に「冗談」について断っておく。真面目な人がドージコインに言及する際、これはパロディーとして作られ、その当時は新しい仮想通貨が何十種類も考案されたと指摘する。確かにその通りだが、だからといって障害にはならない。もし有益なものなら、作者の意図にひるむ必要はない。