【モスクワ】ロシア当局に身柄を拘束されている反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は23日、数週間にわたって続けてきたハンガーストライキを終了することを明らかにした。同氏は医療手当を受けており、主治医らは食事を拒否し続ければ死に至る可能性があると警告していた。  ナワリヌイ氏は仮釈放条件に違反したとして2年半の刑に服している。刑務所内での待遇の悪さや、希望する医師の診察を当局が拒否したことに抗議して、3月31日からハンストを続けていた。  ナワリヌイ氏とつながりのある医師らが、腎不全や心臓発作の危険性が検査で示されたと指摘した後、同氏は刑務所内の施設に入院した。