「また、割当予定先であるImage Frame Investment (HK) Limited(本社:香港、代表者Ma, Huateng 以下「Image Frame Investment」といいます。)の親会社であるTencent Holdings Limited(本社:中国深セン市、代表者 Ma, Huateng)(以下「テンセント」といいます。)と当社はこれまでも長年インターネット業界の動向について意見交換してきたところ、2021年に入り、両者の間でテンセントグループ(テンセント及びその関係会社をいいます。以下同様です。)が当社株式を引受ける方向で議論が開始されました。テンセントグループは、コミュニケーション、ソーシャル、ゲーム、デジタルコンテンツ、広告、フィンテック及びクラウドサービスを提供している世界的なインターネット企業であり、Weixin及びQQといった、中国にてインターネット業界をリードするコミュニケーション及びソーシャルプラットフォームを運営しています。インターネット及びテクノロジー業界におけるグローバル化が加速する中、先進的なテクノロジーを有するテンセントグループとの協業を通じたサービスの充実を目指し、テンセントグループとの関係強化を図ることは、当社グループの競争力と機動力の向上につながるものと判断し、当社がテンセントグループに対して本第三者割当を行うことに合意いたしました。今後、協業していく分野として、デジタルエンターテインメント、Eコマースなどを検討しております。なお、テンセントによれば、通常テンセントは同社の投資持株会社を介して他社に投資をしています。そして、Image Frame Investmentは、テンセントがその持分の100%を保有する投資持株会社であることから、同社が当社株式を保有することが適切であると考えたとのことです」(以上、転載)(太字は筆者による)

 また、テンセントが同社のウェブサイトで開示している楽天による英文のプレスリリースには、このような記載がある。

「As globalization in the Internet and technology industries accelerates, we determined that strengthening our relationship with a leader in advanced technology such as the Tencent Group, with the aim of enhancing services through collaboration, has the potential to contribute to the competitiveness and momentum of the Rakuten Group. Potential areas for collaboration include digital entertainment and e-commerce. This is the background to our agreement to make the Third-Party Allotment to Tencent Group」(太字は筆者による)