よく聞かれる質問(2)
「何か質問はありませんか?」
面接の最後の質問は、「最後に、何か質問はありませんか?」です。
あなたからの質問を促していますが、この質問の応答については重々気をつけてください。
この質問は、面接官の最後の質問です。
ということは、つまり「もうそろそろ面接を終わりにしますよ」という合図でもあるのです。ここからまた新たな第2ステージが始まるわけではありません。
それなのに、面接官が調べないとわからない質問や気になる質問など、やっかいなことを聞いてしまっては、これまでの努力が水の泡になります。
ここでは面接官が答えやすい質問で、どうしても聞きたいことがあれば質問しましょう。面接官が答えにくい質問、時間を要する質問、企業機密に関する質問などは控えましょう。
一方、「質問をしないと応募に積極的でないと思われるのでは?」と心配される人もいます。確かにぶっきらぼうに「ないです」といってみたり、疲れた表情で「とくにありません」というのでは、積極性に欠けると思われるかもしれません。
そのような場合、無理に質問をするよりは「とくに質問はございませんが、本日、面接を受けさせていただき、やはり御社に入社したいという気持ちが強くなりました。どうぞよろしくお願いいたします」と、さらなる意欲を伝えたほうがよほどスマートです。