米疾病対策センター(CDC)は13日、ワクチンの接種完了者は屋外や屋内での活動の大小にかかわらず、マスクの着用や物理的な距離をとる必要はないとの判断を示した。ただし、ワクチンの接種を完了した人でも、飛行機やバス、電車などで移動する際には引き続きマスクを着用すべきとした。また、病院や介護施設、刑務所などでは今回のガイドラインは適用されないとした。CDCによると、今回の見直しは最新の科学的知見に基づいており、ワクチンの接種が完了していれば重症化や死亡を防ぐだけでなく、感染したりウイルスを拡散したりするリスクも低下するという。ワクチン接種者に対するガイドライン緩和の背景には、米国で新型コロナウイルス感染者の減少が続いていることがある。CDCは、一部の公衆衛生専門家からコロナ対策の緩和に慎重になり過ぎているとの批判を受けていた。
マスク着用ほぼ不要に ワクチン接種完了で 米CDC
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