【インタビュー】ひろゆきが考える「日本がダメになった瞬間はどこだったのか」ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
16万部を突破したベストセラー1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、いかに彼が今の立ち位置を築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、さらにひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。

ひろゆき氏に「人生のこと」を聞いてみた

――日本で生きるには、これからどのように働けばいいですかね?

ひろゆき氏:今、ダラダラ稼げて、自分の生活費さえまかなえていれば、それも全然ありだと思うんですよ。不安を抱えて「成長しないといけない」「生き残れない」って考えるのは、正直、行き過ぎだと感じます。僕の根底には、「人類は進歩しないほうがよかったんじゃないか」という考えがあって。

――進歩しないほうがいい?

ひろゆき氏:人類が進歩して、核を作れるようになりましたよね。核を持つ国が増えていくと、どこかで一度は核戦争が起こってしまうと思うんですよ。

 その一点だけをみると、人類は進歩しないほうがよかったんじゃないか、って。キリスト教のように宗教が強く機能した時代では全ては「神」が決めるとされていました。だから、人類が新しい技術を作らなくても、神に決められたルールを生きれば、それで幸福を感じることができたんです。

 それが、ルネサンスの時代あたりからレオナルド・ダ・ヴィンチのような発明家が現れて、人類は進歩していきましたよね。人類の進歩って、兵器を開発できる技術力が上がることを意味しますから。そうやってどんどん進歩してきて核のリスクが生まれたわけですから、進歩を緩めていたほうが幸せだった可能性はあるわけです。