スシローが「コロナでも最高益」をたたき出せたビジネスモデルの独自の強みとは?Photo:Diamond

コロナでも過去最高益
スシローは何がすごいのか?

  昨年来のコロナ禍で飲食業界は大きなダメージを受けた。そんな逆境の中でも、業績を伸ばした企業がある。その一つが、大手回転ずしチェーンのスシローである。

 スシローは、新型コロナウイルス感染拡大による未曽有の逆風下にもかかわらず、2020年9月期の売上高が2049億5700万円(前年度比2.9%増)と、過去最高の業績を達成した。ライバルのくら寿司の2020年10月期の売上高が、1358億3500万円(前年比0.2%減)、最終損益2億6200万円と、上場来はじめての最終赤字となったことを考えると、スシローの強さが際立っている、といえるだろう。

 なぜスシローは、強いのか。スシローのビジネスモデルを分析してみると、その答えが見えてくる。