イスラエルや米国など外国政府は、大きな被害を受けたガザ地区について、実効支配するイスラム組織ハマスに資金が流れないように再建する方法を模索している。ガザでは23日、ボランティアなどががれきの撤去作業を行っていた。イスラエル当局は、ガザ再建への取り組みが、ハマスの再武装を助けることにならないようにしたいと考えている。ハマスが過去の武力衝突の復興資金を吸い上げてロケット弾を製造したり、ガザ地区の地下やイスラエルへのトンネルを掘ったりしていると非難している。イスラエル・カッツ財務相は23日、「ハマスを利することがないように人道的危機に対処する方法について、イスラエルは、米国や他の関係国と協力して議論する必要がある」と述べた。