――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国の不動産開発大手、大連万達集団(ワンダ・グループ)のハリウッドの冒険はついに、満足のいく幕引きを迎えた。最後に驚きの展開があったおかげだ。  万達は保有していた米映画館チェーン大手AMCエンターテインメント・ホールディングスの株式ほぼ全てを売却した。当局への21日の届け出で明らかになった。万達を代表していたAMCの取締役2人も退任する。  9年続いた関係に終止符が打たれても、万達が涙を流すことはなさそうだ。