環境保護のため1日に100人までしか上陸できない小笠原諸島の南島環境保護のため1日に100人までしか上陸できない小笠原諸島の南島

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から紹介する記事は「日本と世界の〈すごい島〉10選」です。世界にはたくさんの島があります。日本だけでも6848もの島からなり、無人島もあれば、人より猫や牛のほうが多い島も。独特の自然や文化を育むものも多く、これが最近話題の島旅の魅力になっているよう。そこで世界中の島のなかから、すごい!と感嘆すること間違いなしの自然、文化をもつ島を厳選してみました。(文/アトール 高井章太郎)

ガラパゴス諸島/エクアドル

 最初に紹介するのは、南米のエクアドル沖に浮かぶガラパゴス諸島。太平洋に散らばる島々は、1978年に世界で最初に世界遺産となった12スポットのひとつです。

 日本では国内規準の製品やサービスを「ガラパゴス化」なんて呼びますが、それはこの島の特異な環境になぞらえたもの。大陸から1000km離れた海洋島では動植物が独自の進化を遂げており、かのチャールズ・ダーウィンが進化論の着想を得たことでも有名です。