絶対に個人事業主になってはいけない人の特徴個人事業主になってはいけない人の特徴とは? Photo:PIXTA

個人事業主化の潮流も
成長し続けられる人は限定的

 まだ大きな潮流とはなっていませんが、社員を個人事業主化する制度を導入する企業が散見されるようになってきました。個人の側でも一つの会社で働くことにこだわらず、個人事業主として独立する働き方に注目が集まるようになっています。

 会社を辞めて個人事業主として独立するメリットは、なんといっても「自分で全て決められる」ことでしょう。

 私自身の会社員時代を振り返っても、上司によって山のような仕事がつくられていました。それらの仕事はたとえばあまり読まれもしない日報を書かなければならないとか、上司が情報を伝達するだけのミーティングに参加しなければならないなどなど、しようもないものが多かったのを覚えています。

 独立すると、そうした組織のため、上司のために仕事をしている時間から解放され、お客さまのことだけを考えて、本質的な仕事に集中できます。自分でお客様を選べ、仕事をする時間と場所を選べ、住むところも選べます。非常に自由度が高いといえます。

 ただし、そうしたメリットを享受できるのは成功した人に限られます。そして独立し個人事業主として成功し続けるのは、非常にハードルが高いです。私の周囲を見渡しても、独立して以降も活躍し続けている人は非常に限られていて、独立5年目くらいがピークであとは下り坂、という人が少なくありません。