JR東日本の駅ナカ自販機を中心に展開する飲料総合ブランド「acure(アキュア)」。駅を利用する人の多くが一度は見かけたことがあるかもしれないが、その商品ラインアップには麻婆スープ、ふかひれスープといった異色の「スープ缶」が含まれている。なぜここまで攻めた「スープ缶」を販売するのか。(清談社 沼澤典史)
中華風スープ飲料を
自社開発した理由
寒い冬の駅のホーム。自販機で温かい飲み物をカイロ代わりに購入した経験は誰しもあるだろう。定番は缶コーヒーやお茶であるが、近年はスープ系のラインアップも各メーカーが充実させている。そのなかでも、JR東日本の駅構内を中心に設置されている自販機「acure(アキュア)」では、ふかひれスープや麻婆スープなど思わず二度見してしまうようなスープ飲料を販売している。
アキュアを展開するのはJR東日本クロスステーションのウォータービジネスカンパニー。一風変わったスープ飲料を販売する理由を同社広報担当の小室塁氏はこう語る。