03心に残る駅&駅メシ

野生のタンチョウが集う北海道の茅沼駅、電車がズラリと並ぶ大阪梅田駅、経営が厳しい鉄道の「鯖威張る(さばいばる)弁当」、“鉄板”人気のかにめし、釜めし……。特集「駅・空港パワーランキング」(全11回)の#03は、心に残る「駅と駅メシ」を鉄道専門家やジャーナリストが選出した。

【駅メシ8選(1)】銚子電鉄「鯖威張る弁当」
銚子電鉄・犬吠駅(千葉県銚子市)

 土地柄を映す駅や駅メシは心に残るものだ。鉄道の専門家やジャーナリスト5人に「今まで訪れた中で特に心に残った駅ベスト3」「今までで特に心に残った駅構内・駅マエの食事ベスト3」を挙げてもらった。これをダイヤモンド編集部で集約し、各8選を選者のコメント付きでお届けする。

 各ベスト3を挙げてもらったのは、梅原淳氏(鉄道ジャーナリスト)、枝久保達也氏(鉄道ジャーナリスト)、杉山淳一氏(鉄道ライター)、西上いつき氏(鉄道アナリスト、IY Railroad Consulting代表)、野田隆氏(旅行作家、日本旅行作家協会理事)(順不同)。

 では「駅メシ8選」からスタートしよう。まずは銚子電気鉄道「鯖威張る弁当」だ。

銚子電鉄「鯖威張る弁当」 660円(税込み)
銚子電鉄「鯖威張る弁当」銚子電鉄「鯖威張る弁当」 660円(税込み)

●「経営がサバイバル」なので焼きさば
 銚子電気鉄道の新名物で、銚子で水揚げされたサバを使っている。銚子電鉄の経営難から、「経営がサバイバル」とかけて作られたアイデア商品だが、味も絶品。炊き込みご飯の上に焼きさばがのり、食べ応え抜群。地元の居酒屋で製造されているらしく、銚子電鉄にも地域貢献にも一役買っている弁当だ。(西上氏)