各種のアンケートを見ていると、新型コロナウイルスの感染症が収束し、自粛が解除されたらやりたいこととして上位に挙がっているのが「国内旅行」と「外食」だ。その両方を同時に満たせるのが「観光列車」である。美しい車窓を眺め、美酒に酔い、美味を楽しむ。観光列車は日本全国で120種以上もあるが、今回は乗り鉄ライターが厳選する、特にオススメの観光列車の数々を紹介したい。まずは東日本編から。(鉄道ライター 杉山淳一)
目次
・えちごトキめきリゾート「雪月花」(新潟県)
・道南いさりび鉄道「ながまれ海峡号」(北海道)
・しなの鉄道「ろくもん」(長野県)
・JR東日本「リゾートしらかみ」(青森県・秋田県)
・JR東日本「フルーティアふくしま」(福島県)
一口に観光列車といってもサービスはさまざま。アニメとタイアップしたラッピング塗装もあるし、特別な内装、特別な料理、特別な土産品などを用意する列車もある。
また、食事付き観光列車のサービスは、リゾート地のレストランに通じる。ただし、観光列車にあってレストランにないものが動く車窓だ。車窓自慢、食事自慢の列車をぜひ「コロナ明けの旅の候補」にしてほしい(以下、文中のメニューや金額は全て2021年6月時点、税込み価格)。