「株式投資に興味があるけど、何から始めればいいの?」ーー。そんな株式投資ビギナーにおすすめしたいのが『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』(馬渕磨理子著、ダイヤモンド社、6月16日発売)です。全国各地のセミナーで5年間にわたって個人投資家の方々にお伝えしてきた、的中率70%超の堅実な投資法を紹介。「黒字転換2倍株投資術」とは、四半期決算データで営業利益・経常利益が「赤字」から「黒字」に転換するタイミングの銘柄をいち早く見つけて買い、2倍になったら売るというシンプルな方法。「リスクを取りたくない、損切りの回数を減らしたい、でも利益は欲しい!」という堅実派の人にも始めやすい、マイルドな投資法です。本連載は、同書の中からエッセンスを抜き出してお届けします。これから株式投資を始めたい人、もっと勝率を高める方法を探している人、必読です。

株式投資の鉄則は、<br />最悪なくなってもいい<br />余裕資金で始めることPhoto: Adobe Stock

元手はいくらあればできる?

 黒字転換2倍株投資は、元手(余裕資金)がいくらあればできるのでしょうか?

 黒字転換した企業の株価にもよりますが、おおよそ株価が500~2500円の場合が多いです。

 株は、100株を一単元として購入します。株価500円の株式を購入する場合は、500円×100単元=5万円です(手数料除く)。

 そのため、始めるにあたっては、最低でも5万~25万円程度の余裕資金が必要です。業績が絶好調で誰もが買いたいと思う銘柄は既に、大きく上昇しているケースがほとんどです。

 たとえば、ユニクロを展開するファーストリテイリングは株価が10万円に達しています。

 つまり、最低購入価格が10万円×100株=1000万円以上になり、個人投資家にとって、とても手に入れられる株価ではなくなっています。

 そこで、今からでも株価の上昇が見込めて、個人投資家でも気軽に購入できるような最低購入価格が低い銘柄を探し出して投資する、という手法をおすすめしたいのです。

 株式投資の鉄則は、最悪なくなってもいい余裕資金で始めることです。必要資金が5万円程度なら、試しにやってみようと思う方も多いのではないでしょうか。

 あなたの余裕資金が5万円しかなくても、その範囲内で投資を始めることができます。リスクを大きく取らなくても、株式投資はスタートできるのです。