【ワシントン】ホワイトハウスは21日、今後国外に無償供与する5500万回分の新型コロナワクチンについて、ジョー・バイデン大統領が当初の目標としていた6月末までの供給は難しいと明らかにした。  複数の政府高官によれば、供与先の国での物流問題によって遅れが生じている。また、供与対象となる予定だった英製薬大手アストラゼネカ製のワクチンは米食品医薬品局(FDA)が承認していないため、他社製ワクチンで埋め合わせしなければならない状況だという。   バイデン氏は先月、米政府が6月末までに8000万回分の新型コロナワクチンを他国に供給する見込みだと述べていた。