ホワイトハウスは21日、今後国外に無償供与する5500万回分の新型コロナワクチンについて、ジョー・バイデン大統領が当初の目標としていた6月末までの供給は難しいと明らかにした。複数の政府高官によれば、供与先の国での物流問題によって遅れが生じている。また、供与対象となる予定だった英製薬大手アストラゼネカ製のワクチンは米食品医薬品局(FDA)が承認していないため、他社製ワクチンで埋め合わせしなければならない状況だという。バイデン氏は先月、米政府が6月末までに8000万回分の新型コロナワクチンを他国に供給する見込みだと述べていた。政権は今月に入り、第1弾の2500万回分を供給。うち75%は世界保健機関(WHO)が主導する新型コロナウイルスワクチン普及計画「コバックス」を通して実施され、残りの25%はパートナー国や地域のニーズに合わせて供給された。
米のワクチン供給に遅れ、対象国の物流問題などで
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