耳鳴り、肩こり、頭痛、めまい、吐き気などは、体の力みのあらわれです。

そんなときは、息を吐くのがいいでしょう。

何度か優しく、口から息を吐き出してみる。それだけでも体の力みがほんの少しやわらぎます。

少しやわらげば大丈夫です。

イラスト©村山宇希

もし、息を吐いても体の状態が変わらないときは逆に、体にもっと力を入れてから、力を抜いてみましょう。心が混ざっていっぱいいっぱいだよね、と体に返事をするイメージです。

こんな座り方をしていたら無意識に緊張しているのかも

相談者の方から、座っているときにふだんからつま先立っていることがよくあると聞きます。私もまさにそうです。

緊張すると、すぐに逃げられるように体が警戒態勢をとって自然にかかとが上がるものなのです。

実際に座ったまま、かかとを上げてみてください。緊張状態に入るのがわかるかもしれません。かかとを上げていたら、「緊張しているなあ」と自分の心に話しかけてあげてくださいね。そして、簡単な気分転換をして気持ちをゆるめましょう。

傷ついた心を回復する力を育てるために役に立ちます。