メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを接種した後に新型コロナウイルスに感染した場合、ワクチンを接種せずに感染した場合よりも保有ウイルスの量が少なく、症状も短期間で収まることが、米疾病対策センター(CDC)主導の研究者グループの研究で分かった。  医学雑誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが30日発表したこの研究結果によると、米ファイザーまたは米モデルナ製のワクチンを接種したにもかかわらずウイルスに感染した16人の被験者は、接種を受けていない感染者155人に比べ、鼻腔(びくう)内のウイルス量が平均40%少なかった。