夏場のダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。発売直後から売り切れが続出し、全国で大きな話題を呼んでいる。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。最新の医学に基づき、最も効果的なダイエット法を解説した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。
「すぐにやせたい人」は、1日の糖質量を60g以下に抑える
1日の糖質量を60g以下に抑えると、誰でもやせることができます。
そのためには、朝もしくは昼の主食を半分以下にし、その他の食事では主食を控えます。
昼食は外で食べることが多く、糖質オフのメニューが選びにくい人は、朝は主食をとらず、昼の主食を半分以下にするのもOKです。
自分の生活スタイルに合わせて、実践しやすい方を選んでみてください。
主食を減らした分、主菜や副菜をいつもより1品増やしてみましょう。
炭水化物の代わりに、タンパク質や食物繊維を豊富にとってください。
夜はエネルギーを消費しないので、夕食で主食をとるのは避けましょう。
「体重をキープしたい人」は、1日の糖質量を100~120gに抑える
1日の糖質量を100~120gに抑えると、緩やかに減量することができます。
いきなり1日の糖質量を60g以下に抑えることが難しい人や、リバウンドを防ぎたい人におすすめします。
朝と昼の主食をそれぞれ半分以下にします。夕食後は活動しないので、主食を控えます。
主菜や副菜をいつもより増やしてみましょう。炭水化物の代わりに、タンパク質や食物繊維を豊富にとってください。
清涼飲料水や砂糖の多いお菓子は主食以上に、糖質を摂取することになるので、注意してください。
ダイエットを続けるための工夫──医者からのアドバイス
・料理を覚えましょう。「料理できない=糖質を把握できない=やせられない」という図式が成り立ちます。
・週末などに、低糖質の惣菜を作り置きしておくと便利です。弁当にも活用できます。
・野菜、海藻、豆類、きのこ、ナッツなどの植物性食品をたくさん食べましょう。ファイトケミカルという成分が免疫力を高めダイエットの手助けをしてくれます。ただし、ジャガイモなどイモ類とカボチャは糖質が多いので避けましょう。
・肉、魚、貝類、甲殻類はたくさん食べても太らない食品です。ただし、加工品は製造過程で糖質が含まれる可能性があり、また添加物も心配なので多食しないでください。
・麺類が好きな人は、麺の代わりにしらたきを活用しましょう。しらたきは、糖質はほぼゼロで食物繊維が豊富です。
・オリーブオイル、塩コショウ、マヨネーズ、スパイスなど糖質の少ない調味料を使いましょう。
・同じものばかり食べるのは、栄養が偏るのでNGです。糖質制限しながらも、なるべくいろいろなものを食べましょう。
(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)