大谷翔平は2018年に米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルスに入団するやいなや、「日本のベーブ・ルース」と称された。結果的に、米スポーツ史上、最も偉大な人物の一人と比較することは、極めて不公平だったかもしれない。大谷の活躍は、はるかに強烈だからだ。マウンドではノーラン・ライアンの速球、打席ではケン・グリフィー・ジュニアのパワーを兼ね備えた投打の「二刀流」で旋風を巻き起こす大谷は、シーズン前半を終了した。最終的に、これまでで最高のシーズンとなる可能性がある。MLBは今週デンバーでオールスター戦を開催。居並ぶトップ選手の中で、大谷は本塁打33本を放ち、両リーグのトップに立つ。飛距離が450フィート(約137メートル)を超えた本塁打は5本で最多だ。また、長打率は6割9分8厘でメジャートップ、三塁打は4本でア・リーグトップタイ、盗塁は12個を記録している。