米アルファベット傘下のグーグルは、米アップルがスマートフォンを動かし、アプリを配信する自社ソフトウエアに求めるのと同様のルールを採用する方針を決めた。これを巡ってトラブルが起きている。全米36州と首都ワシントンの司法長官が7日、グーグルを提訴した反トラスト法(独占禁止法)訴訟では、グーグルのモバイル向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」とアプリ配信サービス「グーグルプレイ・ストア」が次第に進化し、いわゆる「壁に囲まれた庭」になっていると主張。このフレーズは一般に、iPhone(アイフォーン)を製造するアップルが、ハードウエア、ソフトウエア、サービスからなるエコシステムにいかに消費者を囲い込んでいるかを表現する際に用いられる。