米動画配信大手ネットフリックスの共同創業者であるリード・ヘイスティングス氏は、顧客獲得競争で最大のライバルはビデオゲームだとしばしば語ってきた。そして今、ネットフリックスは独自のビデオゲームの開発に乗り出し、その戦略の監督に業界のベテランを起用した。こうした動きは、新規顧客を呼び込むとともに、ユーザーを長くプラットフォームにとどめておきたいというネットフリックスの願望を物語っている。同社は今、ストリーミング事業に初めて本格的な挑戦状が突きつけられている。ウォルト・ディズニーの「ディズニープラス」やワーナーメディアの「HBOマックス」などの新サービスの参入が相次いでいるほか、アップルやアマゾン・ドット・コムなどの資金が潤沢な競争相手がコンテンツに積極的に投資している。
ネットフリックス、ゲーム開発の狙いと勝算
動画ストリーミング市場の競争激化やコンテンツ費増加に対応
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