新型コロナウイルスへの感染およびワクチン接種のいずれも、その後数カ月あるいは数年にわたり、免疫反応を引き出せる可能性があることが数々の研究から分かってきた。だが、ウイルス封じ込めには変異株に対するワクチンの効果が鍵を握っている。最近の研究によると、米国内の感染例の大部分を占めるデルタ株(インド型)を含む変異ウイルスは、過去の感染やワクチンによって起こる免疫反応を部分的に回避できることが分かった。ただ、ワクチンの接種を完了すれば、かなりの防御効果が得られるようだ。デルタ株による感染が米国で広がる中、過去の感染やワクチン接種によって得られる免疫が、緩衝材となる公算が大きいと疫学者は指摘している。それでも、ウイルスが拡散する可能性は残るという。
コロナへの免疫反応は長期持続か、変異株が脅威
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