インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)がどのような方法で同社を再建しようとしているかが見えてきた。それは迅速に行動することと、大金を支払う覚悟をすることだ。  インテルで失策が繰り返されたのち、ゲルシンガー氏がボブ・スワン氏の後任としてCEOに就任したのは今年2月。このとき、アナリストや投資家が最も知りたがったのはインテルが半導体製造から撤退して設計に特化するかどうかだった。ライバルのエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズはそうした戦略が奏功し、インテルからシェアを奪っていた。  ゲルシンガー氏の答えは結局のところ、明確な「ノー」だった。