取引所運営の米ナスダックは未公開株の取引プラットフォーム「ナスダック・プライベート・マーケット」を別会社にして切り離し、米金融大手のゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーなどが出資を行う。新規株式公開(IPO)前の株式に対する取引が近年活発化する一方、新興企業が上場までにかける時間は長期化している。こうした新興企業の従業員は保有する株式の売却を望んでいることが多い。分離後の会社にはシティグループや、シリコンバレー・バンクを所有するSVBファイナンシャル・グループも出資する。今回の取り決めについてはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じ、参加企業が20日に発表した。
米ナスダック、未公開株の取引市場を分離 金融大手が出資へ
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