【台北】中国中部で発生した大規模な洪水により、米アップル最大のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」生産拠点が被害を受けた。  台湾の鴻海科技集団(フォックスコン)が河南省鄭州市に置く拠点では一時的に停電が起きた。従業員によると、工場内部は一部浸水し、多くの従業員は休暇扱いとなった。ただ、被害は限定的とみられるという。  アナリストによると、フォックスコンが鄭州市で運営する3カ所の工場では数十万人が働き、世界のアイフォーンの半分以上を生産している。  フォックスコンは洪水への緊急対応計画を実行に移したが、洪水による同社施設への直接的な影響はないとしている。