200年ぶりの中国復権か
世界をリードする「中国4.0」時代へ
7月1日に中国共産党建党100周年を迎え、約200年ぶりに中国復権への道筋が見えてきた。この半世紀だけを切り取っても、海外から見た中国は、世界の工場、世界の市場、はたまたIT先進国へと常に変化している。
そして次の20年間で、我々は「アジアの世紀」へとパワーシフトが進むかどうかが分かる。中国は、世界をリードする「中国4.0」時代に突入するとみられるなか、我々はどのように関わっていくべきかを考えてみよう。
【中国発展の流れ】
●中国1.0:共産主義国家としての中国
●中国2.0:世界の工場としての中国
鄧小平「白猫黒猫論」「先富論」による改革開放路線、積極的な外資誘致
●中国3.0:世界の市場としての中国
地方都市の発展、オンライン経済の発達、技術立国へ向けた取り組み
●中国4.0:世界をリードする中国
外向き:欧米支配構造に対する協調か対抗か
内向き:高度経済成長の終焉、少子高齢化、道徳教育