「中国4.0」時代到来、アジアの世紀に求められる日本のビジネスパーソン像次の20年間で「アジアの世紀」へとパワーシフトが進むとき、中国は世界をリードする存在になりうるだろうか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

200年ぶりの中国復権か
世界をリードする「中国4.0」時代へ

 7月1日に中国共産党建党100周年を迎え、約200年ぶりに中国復権への道筋が見えてきた。この半世紀だけを切り取っても、海外から見た中国は、世界の工場、世界の市場、はたまたIT先進国へと常に変化している。

 そして次の20年間で、我々は「アジアの世紀」へとパワーシフトが進むかどうかが分かる。中国は、世界をリードする「中国4.0」時代に突入するとみられるなか、我々はどのように関わっていくべきかを考えてみよう。

【中国発展の流れ】

●中国1.0:共産主義国家としての中国

●中国2.0:世界の工場としての中国 
鄧小平「白猫黒猫論」「先富論」による改革開放路線、積極的な外資誘致

●中国3.0:世界の市場としての中国
地方都市の発展、オンライン経済の発達、技術立国へ向けた取り組み

●中国4.0:世界をリードする中国
外向き:欧米支配構造に対する協調か対抗か
内向き:高度経済成長の終焉、少子高齢化、道徳教育