子どもに「考える力」をつける3大習慣Photo: Adobe Stock

17万部のベストセラー『子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』が話題だ。
「コミュニケーションの取り方」から「家での勉強のしかた」「遊び」「習い事」「英語」「スマホ対策」「ゲーム対策」「食事」まで、子育てのあらゆるテーマをカバー。100の「子どもにしてあげたいこと」を実践するにあたっては、さらに詳細な「421の具体策」も提示し、理屈だけでなく、実際に何をどうしてあげればいいのかということまで丁寧に落とし込んでいる。
今回、その著者、加藤紀子と、偉人たちの驚きの子ども時代を紹介した楽しい児童書『すごい人ほどぶっとんでいた! オタク偉人伝』著者の小川晶子による特別対談が実現した。現代の子育てで大切にしたいこととは?(構成:小川晶子)
※対談前回「『コンビニご飯』を使っている親が知るべき3つのこと」はコチラ

「教える」より「一緒に考える」

小川晶子(以下、小川) 現代の子育て・教育の難しさの1つは「情報が多すぎて混乱する」ということがある気がします。プログラミング教育や探求学習など、私たちの時代にはなかったことも増えています。情報は多いのですが、どう取捨選択していけばいいのか不安になっている人は多いのではないでしょうか。

 1つ言うなら、「子どもの考える力を伸ばしたい!」ということです。親の私にはわからないことだらけで教えられないので……。

加藤紀子(以下、加藤) そうそう。「教えなきゃ」ではなく、「一緒に考えよう、調べよう」。あるいは「子どもに教えてもらう」というスタンスでいいんです。何でも教えられるわけはないし、親が答えを教えてばかりでは子ども自身の考える力が育ちません。