ダイヤモンド・オンライン8月5日配信の医薬経済ONLINE『武田薬品の株価低迷、証券アナリストが分析するその理由』では、アイルランド・シャイアー買収の評価が定まらず、武田薬品の業績停滞と株価低迷について指摘した。今回は医薬品企業の「生命線」である新薬開発パイプラインを見てみることとする。
武田薬品のグローバル研究開発のトップはチーフメディカル&サイエンティフィックオフィサー(CMSO)であるアンドリュー・S・プランプ取締役だ。武田薬品に入社する前は、仏サノフィでリサーチ&トランスレーショナルメディスンのシニアヴァイスプレジデント、研究開発部門のデピュティプレジデントを務めていた。マサチューセッツ工科大学(MIT)で理学士号(B.S.)を、またロックフェラー大学のヤン・ブレスロー博士のもと心血管遺伝子学の博士号(Ph.D.)を、さらにカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で医学博士号(M.D.)を取得している。申し分のない経歴と言えるだろう。