転職・異動先で「周りをカチンとさせてしまう人」の根本的原因写真はイメージです Photo:PIXTA

違和感だらけの転職先で
発してしまいがちなNGワード

 転職や異動で新しい職場で働き始めると、最初は違和感だらけになるものです。ただ、その違和感の対象をいきなり批判したり、一つ一つ納得できるよう詳細に説明を求めたりし始めると摩擦が発生します。

 そのときに発せられがちなのが、次のようなワードです。

「前の会社ではこういうやり方をしていた」
「なぜこんなムダなチェックを行うのか」
「こういうやり方のほうが正しい」

 これらは自分では正しい指摘や意見表明を行ったつもりでも、その職場にいる人たちにすれば「いきなり外からやって来た何者かよく分からない人」の発言。いわゆる出羽守や無責任な批判者のようにしか見えず、言われた人はカチンときます。

 仮に言われた人が指摘された内容を正しいと思っていても、「そんなことは分かっている。でもやらなきゃ仕方がないからやっているんだ」と感情的になってしまうでしょう。よく分からない人による否定は、無用な反発を買ってしまうのです。

 転職したばかりの状況で前職の経験を振りかざしたり、正論の押し付けになったりするような発言はNGです。

次ページ以降では、違和感を指摘する上でのポイント、転職早々NG言動で無用な反発を買ってしまう人の根本的要因について解説します。