アジアのある主要国で、オンライン決済大手の上場を目前に、投資家が規制強化への懸念からテクノロジー関連株を売っている。中国の話だろうか?いや、韓国だ。韓国の金融規制当局は先週、保険やファンドなどの商品を販売するフィンテック・プラットフォームは単なる広告主ではないとし、金融ライセンスを取得しなければならないと指摘。これを受け、韓国のインターネット企業の株価が急落した。韓国最大のメッセージングアプリを保有するカカオは6日以降に20%下落。インターネット専業銀行のカカオバンクも17%下落した。IT(情報技術)大手のネイバーは同期間に10%値下がりしている。カカオバンクは先月上場し、時価総額で同国最大の上場金融企業となったばかりだ。カカオのモバイル決済サービス部門「カカオペイ」は10月に新規株式公開(IPO)を計画している。
中国IT株の悪夢、投資家のトラウマは韓国にも
中国政府の措置で痛手を負ったハイテク投資家、警戒怠れず
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