2010年制定の米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の起草者2人が13日、ジョー・バイデン大統領に対し、来年2月に任期が切れるジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を再任するよう求めた。再任支持を表明したのは、クリス・ドッド元上院議員(民主、コネティカット州)とバーニー・フランク元下院議員(民主、マサチューセッツ州)。パウエル氏率いるFRBの金融規制緩和措置に不満を抱く民主党リベラル派の一部が同氏の再任に強く抵抗しているため、今回の支持表明は注目に値する。ドッド氏とフランク氏は米政治専門紙「ザ・ヒル」のウェブサイトに掲載された寄稿で、パウエル氏を再任すればバイデン氏の経済政策はさらに前進できると述べた。新型コロナウイルス流行後の労働市場の回復を重視した金融政策全般を支持しているからだという。
パウエルFRB議長の続投、ドッド・フランク法の起草者2人が支持表明
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