新型コロナウイルスワクチンの追加接種を受けようとする人もいれば、追加接種が必要か確信できない人もいる。公衆衛生に関するメッセージは交錯し、個人の健康を巡る判断は少しも明確になっていない。米国はこれまでに、ファイザーと提携先のドイツのビオンテック、モデルナが製造したメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを追加で接種する「ブースターショット」について、免疫不全の人にのみ許可している。もっとも、免疫不全でなくても何とかして接種にこぎつけた人々もいる。バイデン政権は8月、より多くの人々に9月20日からブースターを提供すると発表。規制当局はその後、データ審査に時間をかけ、特定のグループやワクチンに限定して承認する可能性を示唆している。