米中央情報局(CIA)のデービッド・コーエン副長官は14日、米情報機関は国際テロ組織アルカイダがアフガニスタンに再び集結し始めている兆候を認識していると述べた。米国による対テロ対策を受けてアルカイダはアフガンから逃れ散り散りとなった。コーエン氏はワシントン郊外で開催された会合で「アルカイダがアフガニスタンに移動している可能性を示す兆候が見え始めている」と語った。ただ、「これはまだ初期の段階であり、われわれは当然ながらその動向を注視していく」と述べた。一方、アントニー・ブリンケン国務長官はこの日の上院外交委員会の公聴会でアフガニスタンからの米軍撤退を巡り、バイデン政権の対応は正しかったとの認識を改めて示した。