米著名投資家スティーブン・コーエン氏が、新設される暗号資産(仮想通貨)取引会社に投資することが明らかとなった。コーエン氏が初期投資で合意したのは、デジタル資産に特化した定量取引を行うラディカル(Radkl)だ。同社の経営陣とコーエン氏の広報担当者が明らかにした。コーエン氏は米大リーグ(MLB)ニューヨーク・メッツのオーナーでもある。ラディカルは14日遅くに立ち上げられる予定で、ニューヨークを拠点として株式やオプションの高速取引を手掛けるGTSのチームが運営する。コーエン氏の投資額は非公表。コーエン氏の広報担当者によると、今回の投資は同氏が率いるヘッジファンドのポイント72アセット・マネジメントを通じてではなく、コーエン氏が個人的に行う。ラディカルの日常業務には関与しないとも述べた。