米上院の民主党議員グループは、有権者の投票を容易にすることを目的とした選挙改革法案の修正案を公表した。修正案について党内では支持で結束するとみられるが、可決に向けて共和党から十分な支援を得るのは難しい情勢だ。修正法案は、上院議事運営委員会のエーミー・クロブシャー委員長(民主、ミネソタ州)とジョー・マンチン上院議員(民主、ウェストバージニア州)が主導した数カ月に及ぶ非公開協議でまとめられた。3月に下院を通過した選挙改革法案に反対していたマンチン氏の支持を取り付けたことで、民主党の上院議員50人全員から支持を得られる見通しとなった。だが、共和党から少なくとも10人が支持に回らなければ、同党のフィリバスターを乗り越えることはできない。