「株式投資に興味があるけど、何から始めればいいの?」ーー。そんな株式投資ビギナーにおすすめしたいのが『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』(馬渕磨理子著、ダイヤモンド社)です。全国各地のセミナーで5年間にわたって個人投資家の方々にお伝えしてきた、的中率70%超の堅実な投資法を紹介。「黒字転換2倍株投資術」とは、四半期決算データで営業利益・経常利益が「赤字」から「黒字」に転換するタイミングの銘柄をいち早く見つけて買い、2倍になったら売るというシンプルな方法。「リスクを取りたくない、損切りの回数を減らしたい、でも利益は欲しい!」という堅実派の人にも始めやすい、マイルドな投資法です。本連載は、同書の中からエッセンスを抜き出してお届けします。これから株式投資を始めたい人、もっと勝率を高める方法を探している人、必読です。好評のバックナンバーはこちらからどうぞ。
DX(デジタルトランスフォーメーション)には、
民間と行政の2つの軸がある
デジタル技術で社会がより効率的になっていくための根底を支えるのがDX(デジタルトランスフォーメーション)です。
DXには「行政のDX」と「民間のDX」の大きな2軸があります。過去の錆びついたやり方を手放し、新しいシステムを導入していくことによって、海外投資家が再度、日本株に注目し、投資対象とする可能性があります。
菅政権の誕生によって、導入が困難だと思われていた行政のデジタル化が動き出しています。日本銀行の推計によると、技術進歩などに基づく生産性上昇率を示す全要素生産性(TFP)上昇率は、2010~2011年をピークに低下傾向を続け、足下での潜在成長率の押し上げ寄与度は年率+0.1%程度にまで低下しています。
国民が日本経済の将来に明るい展望を持つためにも、内側から抜本的な構造改革を行う必要があるのです。
「民間のDX」も、どのポジションを占めるかによってマネタイズの大きさが変わってきます。
DXを考えている企業に「システム構築・システムインテグレータ」のシステム自体を構築して提供する企業なのか、世の中にある様々なDXの中でどれを利用したらよいかなどの「コンサルティング」を行う企業なのかで、ポジションは異なります。