向いている性質(6)
誠実さ

 不動産に限らず、あらゆることの基本は誠実さです。

 不正をしないということだけではなく、たとえば時間を守る、連絡をする、書類を提出するなど、些細かもしれないことこそ誠実さの表れです。

 社交辞令ではなく、本当にできることはできると言って実行する、できないことはできないとはっきり言うことも誠実さです。つまり、ある意味では「普通」に行動していれば「誠実」と評価されるということです。

向いている性質(7)
記憶力

 記憶力は重要です。以前の経験を記憶しておけば次に活かすことにつながります。

 日頃のやりとりでも、金融機関や不動産屋はけっこう忘れることがあるので、過去の経緯を記憶していると、行うべき事柄や、当初とは話が違ってきている点などが分かります。

 また、かつて売りに出ていた物件が再度売りに出た場合に、前はいつ頃、どの不動産屋からいくらで出ていたかを覚えていると、高値づかみをしないで済みます。

 記憶力に自信がないなら当然ですが、記憶力がよくても、重要と思われる事項は記録しておくことが必要です。実際、僕も細かに記録し、時折復習します。

向いている性質(8)
計画性

 不動産経営は、短期・中期・長期の計画が必要です。

 たとえば、入ってきたお金をぱっと使う人には向いていません。普段からお金や資産の管理はもちろん、購入や日常業務、売却、申告など、すべてにおいて物事を計画立てて行う人が向いています