最近、FIRE(経済的に自立して早期リタイアする)の手段としても注目される不動産投資。不動産投資には、どのようなタイプの人が向いているのか。『東大博士が書いた石橋を叩いてでも成功したい人のための「不動産投資」大全』の著者で、実際に不動産投資でアーリーリタイアを果たした菅原吉祥氏が、向いている人のポイントを解説する。
向いている性質(1)
不動産が好きなこと
性格や性質という面からも不動産投資(不動産経営)の向き不向きがあります。
何をおいての大前提は、不動産が好きなことです。
これは断言できます。好きでないとやっていられませんし、好きならばたいていの困難は乗り越えられます。
向いている性質(2)
慎重さと決断力と行動力
不動産経営では扱う金額が大きく、気をつけなければならないことがたくさんあります。つまり、慎重すぎるくらい慎重なほうが向いています。石橋を叩いて渡るという言葉が当てはまります。
僕は、戦術的にも戦略的にも、短期的にはマイナス思考で、中長期的にはプラス思考を心がけています。不動産以外でもそうなので、そのような思考回路の人間といえばそれまでですが。ともかく、いろいろな事柄をできるだけ想定内になるように準備しておけば、とっさのときでも対応できます。