岸田派の若手議員を
どう起用するのか

 一つ目は論功行賞です。

 総裁選挙の際に岸田氏を命がけで応援してくれた人たちについては、しかるべきポジションが与えられるものです。当然、その見返りを期待して応援した人たちも多いのですが、これだけの人たちが応援してくれるとなると全員に等しく見返りのポジションを提供することは難しくなります。だから論功行賞はどんな手柄を立てたのかということがフォーカスされてくるのです。

 まずは、前回の総裁選で敗れた直後のつらい立場だったときから一緒に歯を食いしばって歩んできてくれた同志たちの処遇でしょう。

 岸田派の面々が主にそれにあたると思いますが、先日の記事でも書きましたが、若手の活躍が今回はその勝因につながったと考えられます。

 ここでポイントになるのが自派閥や仲間ばかりを入閣させたり党内の重要ポストに就かせたりするのは、軋轢を生むことになるという点です。

 だから、例えば今回活躍した木原誠二氏、村井英樹氏、小林史明氏のような、優秀な若手側近議員に大臣ポストをドンドンドンと与えるようなことは恐らくしないのではないかと思われます。

 ただ、どこに配置するのかは、大変に興味深いですよね。実質的に岸田氏にとって重要なポジションに彼らを起用するでしょう。裏を返すと、彼らの配置されたポジションが、岸田政権が真に重視するポジションであるということがいえるのです。注視したいと思います。