ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がエコノミストらを対象に今月実施した調査によると、居心地の悪い高インフレは来年になってもしばらく続きそうだ。背景には、サプライチェーン(供給網)の制約が引き続き物価上昇圧力となり、生産の抑制が拡大していることがある。調査対象となったエコノミストらのインフレ率予想は、7月時点と比べて大幅に高くなっており、短期の成長見通しは引き下げられている。エコノミストらの平均予想では、今年12月のインフレ率は5.25%になる見通しだ。これは、今年6月以降の実際のインフレ率をわずかに下回る水準だ。10月、11月も同様の水準になるとすれば、インフレ率がこれほど長期にわたって5%を上回るのは、1991年初頭以来となる。
供給網の目詰まりと高インフレは来年も継続=WSJ調査
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