「中央フリーウェイ」
「海を見ていた午後」そして…

「ユーミン」の愛称で親しまれている松任谷由実のデビュー40周年記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』(EMIミュージック・ジャパン)が、11月20日に発売されました。

 この作品は、荒井由実から松任谷由実に至るすべての代表曲を網羅した初の作品で、全375曲の中からセレクトされた45曲には、デビューアルバムのタイトル曲である「ひこうき雲」を始め、「卒業写真」や「あの日に帰りたい」「ルージュの伝言」「恋人がサンタクロース」といったユーミンの軌跡をたどることができる内容となっています。

 このアルバムは、発売情報の解禁直後より主要音楽サイトで予約ランキング1位を獲得するなど発売前より大きな話題となっていましたが、発売と同時にオリコンアルバムチャートにおいてデイリーランキング(11/19付)1位を獲得するなど、ユーミンのカリスマ的な存在感がいまだ衰えていないことを改めて世に示しました。

 1970年代からの日本の若者の恋愛は、『日本の恋と、ユーミンと。』というアルバムのタイトル通り、まさにユーミンの歌の歌詞に象徴されるものであったと言えます。

 名曲「中央フリーウェイ」(1976年)の一部を引用します。

 右に見える競馬場
 左はビール工場
 この道はまるで滑走路
 夜空に続く