※本稿は、鳥海高太朗著『コロナ後のエアライン』(宝島社)から一部を抜粋・再編集したものです。
国際線機内食の通信販売
31万2000食以上の超人気
各航空会社では、飛行機を飛ばす以外での収入増をめざして、さまざまな取り組みが行われている。なかでも注目を集めているのが機内食の販売である。
2020年12月、全日本空輸(ANA)が国際線機内食の通信販売を開始し、想像を大きく超える人気となった。12月11日に販売を開始し、4カ月で2万6000セット(31万2000食)以上を販売した。
販売するのはANAの国際線エコノミークラスの機内で実際に提供される機内食のメインディッシュ。冷凍の状態で自宅に配送してくれる通信販売となっている。