フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO、37)は、今後は事業の軸足をメタバースに移すとともに、社名も「メタ・プラットフォームズ」に変更すると発表した。これは多くの点において、同社のみならず、ザッカーバーグ氏本人の「リブランディング(ブランド再構築)」でもある。ザッカーバーグ氏はこれまでにも、インスタグラムやワッツアップ、オキュラスVRなどの買収を通じて、何度か事業の方向性を再調整してきた。その過程で、新たなネットの潮流を先取りし、擁護する存在として、自分自身を確立してきた。ザッカーバーグ氏は28日に行ったメタバースに関するプレゼンテーションで、大胆な賭けに打って出た。折しも、フェイスブックとザッカーバーグ氏には、かつてないほど厳しい視線が注がれている。フェイスブックから現時点でコメントは得られていないが、ザッカーバーグ氏は28日公開した書簡で、今回の決定について「インターネットにとって、そして当社にとっても新たな章の始まりになる」と説明した。
メタへの移行、ザッカーバーグ氏自身も「再構築」
有料会員限定
あなたにおすすめ