会社を辞め、一念発起して大学院へ。1年半で16kg増えていた

「会社員時代は45kg前後だったんですけれど、大学院時代に急激に太ったんです」

 大学院で共に研究する20代、30代の学生と比べると、自分の頭の柔軟性のなさを感じる日々。インプットするだけの学びから、自ら問いを立てる学びへとシフトしていく大変さの中で、ストレスから暴飲暴食をするようになったといいます。

 加えて、日中はずっと研究室で過ごし、自炊や買い物に割く時間もない生活。家では朝も夜もアイスを食べ(当時は、6本入りのアイスを毎日1箱空にしていたとか!)、昼はコンビニの唐揚げ弁当。そして、夜は大学近くのビアパブでビールと揚げ物をひたすら飲み食いしながら同級生と議論を交わす毎日。入学から1年後の健康診断で、ついに「12kgも体重が増えていた」事実を知りました。

池田さんが「一番太っていた頃」と振り返る社会人大学院時代。(写真提供:Woman type編集部)池田さんが「一番太っていた頃」と振り返る大学院時代(写真提供:Woman type編集部)

 その後さらに4kg増えて、1年半で16kg増。もちろん、その数字を見るまでもなく「太った」認識はありながらも、これまでどんなに食べても、また、どんな生活をしても太らなかったことが「そこまでとは思わなかった」という過信につながっていたといいます。

 でも、「今にして思えば、会社員時代は職業柄、不規則で不健康な生活をしていることを自覚していたからこそ、なんだかんだいって節制が効いていたのかもしれない」と振り返ります。「たとえば、アイスは食べるけど1箱ではない、とか(笑)。揚げ物を食べても、続けては食べないとか、コントロールできるときはするとか……」。