17日公表された米調査会社ギャラップの世論調査によると、銃規制強化に対する米国民の支持が2014年以来の水準に低下した。背景には、殺人事件を含め、凶悪犯罪が増加していることがある。また2020年の米国民による銃器購入は過去最高に上った。10月に実施されたこの調査によると、銃規制の強化を求めるとの回答は米成人の52%と、2018年の67%から低下した。18年の調査は、17人の死者を出したフロリダ州パークランドの高校で起きた銃乱射事件を受けて実施された。支持政党別では、民主党支持者は圧倒的に銃規制強化を求める一方、共和党支持者では24%にとどまった。また米成人の11%が規制緩和を求めた。米国民でピストル所持の禁止を支持するとの回答は19%と、ギャラップが調査を開始して以降、最低水準に沈んだ。
米で銃規制強化への支持が後退、犯罪増加が要因
有料会員限定
あなたにおすすめ