米ツイッターは今週、最高技術責任者(CTO)を最高経営責任者(CEO)に昇格させた。情報技術(IT)スキルはあらゆるビジネスでますます重視されるようになっているが、CTOからCEOへの昇進はまれだ。ツイッター共同創業者、ジャック・ドーシー氏のトップ退任を受けて、パラグ・アグラワルCTOが11月29日、後任に就いた。テクノロジーが事業の中核を占めるのに伴い、経営陣の中でCTOや最高情報責任者(CIO)の存在感はここにきて増している。とはいえ、会社のトップに立つには人格や指導力、経験といった資質を備える必要があり、テク責任者のCEOへの昇格は異例だ。助言会社AVOAのCIO戦略アドバイザー、ティム・クロフォード氏は「CTOからCEOへの就任は表面上、かなり劇的な変化だ」と話す。「少なくともこれまでは、両ポストは性質が非常に異なる傾向があった。優先課題、求められるスキル、注力する分野のいずれも違う」
ツイッターのCEO交代、テク畑から異例の抜てき
CTOからの昇格はテク企業の中でもまれだが、今後は事例が増える可能性
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